上杉謙信をGoogle Bardで分析
前回は上杉謙信についてCHATGPTで「上杉謙信をSWOT分析して」と聞いて、その精度を試してみました。
今回はGoogle Bardで同じ質問をして、内容を比較してみたいと思います。
Google Bardの特長として、回答の提案を三案ほど用意してくれるので、そこから選択もしくは三案の内容を組み合わせて調整する事ができる点かと思います。
二つのチャット式AIでの回答の違いがどれぐらいあるのか楽しみです。
前回のCHATGPTによる上杉謙信のSWOT分析の結果
ChatGPTによるSWOT分析の結果をまとめたものです。
Google Bardによる上杉謙信のSWOT分析の結果
Google Bardを使ってSWOT分析して回答の①案目です。
強みについて軍事力と経済力に加えて人望があります。脅威として織田信長の存在があります。
Google Bardを使ってSWOT分析して回答の②案目です。
概ね①と近い内容です。違う点としては強みに外交力があり、脅威として武田信玄の存在が挙げられています。
①と②を元に調整したSWOT分析です。主に強みと脅威を調整したことで、かなり良い感じになったと思います。
Bingによる上杉謙信のSWOT分析の結果
同じようにBingにも質問をしてみました。回答としては他の二つと比較するとシンプルです。
少し内容に不足を感じます。
まとめ
Google Bardでも「上杉謙信をSWOT分析して」だけで、それなりの結果を返してくれるようです。
ChatGPTと比較をしてみると、一見ChatGPTの方が正確性が高そうに見えますが、強みでは越後の経済力、脅威では信長や信玄などの存在が書かれているGoogle Bardの方が具体的に感じます。
Google BardとChatGPTで同じ質問をして、回答を擦り合わせると精度の高いものになりそうです。
ここにBingも加えると最強かもしれませんが、そうなると手間がかかり過ぎてAIのスピード感が削がれて逆効果かもしれません。
モリアド代表 中小企業診断士
前職にて企業の海外WEBマーケティングの支援に従事。独立後に中小企業診断士の資格を取得し、主に企業の経営サポートやWEBマーケティングの支援等を行っている。
2019年から、現代のビジネスフレームワークを使って戦国武将を分析する『戦国SWOT®』をスタート。
2022年より、歴史人WEBにて『武将に学ぶ「しくじり」と「教訓」』を連載。
2024年より、マーケトランクにて『歴史の偉人に学ぶマーケティング』を連載。
著書に『SWOT分析による戦国武将の成功と失敗』(ビジネス教育出版社)。